校長室から__

11月 その1

現在の小学校の授業は・・・



 この写真は、6年生の英語の授業の様子です。写真からは伝わってきませんが、実は学習内容は社会科です。つまり社会科の学習内容を英語を使用しながら学んでいます。英語の専科教員が、英語で活動する「貿易ゲーム」を通して、貿易を中心とした世界経済の仕組みについて理解を深める授業を行いました。児童たちは、ゲームで英語をコミュニケーションツールとして使用しながら、自由貿易やグローバル化が引き起こす様々な問題に気付いていました。現在の義務教育における英語の授業は、知識を学ぶだけでなく、コミュニケーションツールとして活用できる英語を身に付けることが目標となりました。今後、このような英語の授業がこれからどんどん普及してくることと思います。



 この写真は、2種類の算数の教科書(6年生)を並べて撮影したものです。左側は、今までと同じ紙の教科書です。(30年前の教科書に比べれば、サイズが大きくなり、紙質もよくなり、フルカラー印刷ですが)右側は、iPadで開いている学習者用デジタル教科書です。写真では分かりずらいのですが、どちらも図形の単元の同じページです。有田小では、高学年の算数だけ、文部科学省の検証事業により、学習者用デジタル教科書を単元等に応じて利用しています。近い将来、全ての教科書がデジタルになり、タブレットを毎日家庭に持ち帰る日がくるかもしれません。



 この写真は、1階教務室の壁に掲示されていた平和学習のパネルです。パネルは市内の学校を巡回して掲示されており、先日まで、有田小が展示期間となっていました。
 原爆の恐ろしさや上越市の戦争被害、そして平和への取組について学ぶことができる内容となっています。平和学習は、時代がかわろうとも決して変わることのない学びです。


2021年11月11日 中野 博史