校長室から__

11月 その4

人権強調月間 



 16日(火)、直江津東中学校区の4つの小学校の6年生が、有田小学校の体育館に集まり、講師の中倉茂樹 様から「ぬくもりを感じて」の演題で、人権に関するご講義をしていただきました。 
 中倉 様は、徳島県人権エンタメ集団『友輝』メンバーで、徳島県人権啓発青少年団体連絡協議会の事務局をされています。自身の体験や経験、その後の学びや差別との闘いを基にした講話でしたが、子ども目線の分かりやすいお話で、子どもたちは真剣に聞き入っていました。同和問題やいじめをはじめとする身近な人権問題に対する理解を深めるよい機会となったことと思います。



 11月、12月の生活目標は、『「いじめゼロ」だれとでもなかよくしよう』です。
 18日(木)のお昼休みの時間に、「いじめ見逃しゼロ」集会を開催しました。生活委員会の児童たちが、仲間外しをされた人のつらい気持ちに気付いてもらうために2つの劇を演じました。一つは、遊びや仲間に入れてもらうために声をかけたが、仲間に入れてもらえない劇、もう一つは仲間に入れてもらえる劇です。
 集会後は、各学級で2つの劇を比較し、仲間外しがよくないことや「いじめはしない、させない、見逃さない」ことを確認し、各学級でいじめゼロアクションプランを考えました。



 各学級では、様々な取組がされています。左の写真は2年生の教室にある「ふわふわ言葉の木」です。「ありがとう」「どういたしまして」「だいじょうぶ?」「それいいね」「いっしょにやろう」「つぎがんばろうね」など、仲間となかよくなれる、思いやりのあるやさしい言葉が、花となってたくさん咲いています。あたたかい人と人とのかかわりが、いじめをなくことへの第一歩ですね。


2021年11月18日 中野 博史